洗面所のおしゃれな鏡の選び方
鏡の形やサイズ、デザインやフレームの素材、壁との合わせ方など。コンパクト空間だからこそ個性を発揮したい、洗面室のミラーまわりのコーディネート。
以前、「遊び心のある洗面ボウルで、洗面室やパウダールームをセンスアップ」という記事を書きましたが、水受けとともに洗面室のポイントになるのが「鏡」です。この場所の鏡は、1日に何度も目にします。だからこそ、デザインや空間との調和を考えて選びたい。清潔感のあるシンプルなものから、空間の主役になる個性的なものまで、さまざまなタイプから理想の鏡を探してみましょう。水まわりのリフォームや模様替えの参考になりますよ。
ただのシンプルなスクエア形ではなく、カッティングのあるエレガントな形の鏡は、空間に表情をプラスしてくれます。フレームやポスターを選ぶときのように、形やデザインで鏡を選ぶと、好きな空間づくりに役立ってくれそうです。
お店で見かけたら一目惚れしてしまいそうな、こんな個性的な鏡は、洗面スペースの主役に決まり。この鏡が浮いてしまわないように、洗面ボウルや台、蛇口などもひとつひとつコーディネートを考えたい。「空間に合う鏡を探すのではなく、この鏡に合う空間をつくる」という考え方をしてみるのもおもしろいと思います。
シンプルな空間に映える遊び心のあるデザインが◎。フレームなしのこんな鏡なら、ナチュラルスタイルにも、ミッドセンチュリースタイルにも、フレンチテイストにも似合いそうですね。
マリンテイストの洗面スペースには、ヒトデをあしらった鏡がお似合い。欲しいミラーが見つからないときは、シンプルなミラーのフレームに好きなモチーフをつけてアレンジするという手もあります。シーグラスやタイルを貼ってもいいですね。
洗面スペースに窓がなくて、圧迫感を感じるという方は、窓をデザインした鏡はどうでしょう? まるでそこに本当の窓があるように目が錯覚するので、空間に奥行きや開放感が感じられるようになります。ルーバー扉つきのデザインなども見かけるので、探してみては。
スカンジナビアンテイストのナチュラルな空間には、鏡もシンプルなものをセレクト。洗面台がさっぱりした表情の白木なので、鏡も白木に。素材や色のトーンを揃えるのが空間をまとめるコツですね。
大きな鏡で広々空間に見せる
狭い部屋を広く見せるテクニックのひとつに、大きな鏡を置く、というものがありますが、それは洗面スペースにも有効な手段。洗面スペースは幅がなく狭いことがほとんどですが、壁面を鏡にすれば、ゆったりとした空間に見せることができます。
狭い部屋を広く見せるテクニックのひとつに、大きな鏡を置く、というものがありますが、それは洗面スペースにも有効な手段。洗面スペースは幅がなく狭いことがほとんどですが、壁面を鏡にすれば、ゆったりとした空間に見せることができます。
壁一面につけるだけでなく、こんなふうに、横位置で鏡をつけても空間を広く見せることができます。
壁一面を鏡にすると拭き掃除も大変ですし、鏡の映り込みによってはごちゃごちゃして見えることも。この設置方法だと、映り込みも少ないのでおすすめです。
壁一面を鏡にすると拭き掃除も大変ですし、鏡の映り込みによってはごちゃごちゃして見えることも。この設置方法だと、映り込みも少ないのでおすすめです。
こちらの家も横位置で鏡を取り付けていますが、木のフレームがついた鏡になると印象が変わりますね。洗面台の木の色と鏡のフレームの木の色を合わせて、統一感を出しているのがポイント。壁や床が白く、その光が鏡に反射して、より明るい空間になっています。
収納つき鏡ですっきりと
収納付きの鏡は、とても便利だと思いますが、無駄なものをため込む原因にもなります。実家の洗面台の鏡も収納になっていますが、以前チェックしてみたら、中に入っていたのはほとんどが不要品でした。収納は、少しの掃除道具とハンドソープのストックが置けるぐらいの容量で充分です。写真の収納つき鏡はコンパクトでちょうどよさそうです。
収納付きの鏡は、とても便利だと思いますが、無駄なものをため込む原因にもなります。実家の洗面台の鏡も収納になっていますが、以前チェックしてみたら、中に入っていたのはほとんどが不要品でした。収納は、少しの掃除道具とハンドソープのストックが置けるぐらいの容量で充分です。写真の収納つき鏡はコンパクトでちょうどよさそうです。
鏡の収納は、洗面台をすっきりさせることが目的です。洗面台の上には何も置かないぐらいがちょうどいい。掃除もラクですし、見た目も美しいですね。
空間に表情を生むラウンド形
どんな空間にもしっくりとなじむ円形の鏡は、シンプルでありながら壁面のアクセントになってくれる頼もしい味方。
大小サイズ違いを並べると、かわいさアップ! ひとつは拡大鏡にしたり、手持ちで使えるようにしておくと、メイク直しなどに便利ですね。
どんな空間にもしっくりとなじむ円形の鏡は、シンプルでありながら壁面のアクセントになってくれる頼もしい味方。
大小サイズ違いを並べると、かわいさアップ! ひとつは拡大鏡にしたり、手持ちで使えるようにしておくと、メイク直しなどに便利ですね。
船についている窓をデザインした鏡は、マリンテイストのインテリアにぴったり。ロープを使ったタオルハンガーも真似したいアイデアです。
ラウンド形の鏡を、ロープで吊り下げたマリンテイストのミラー。鏡の両脇にあるライトも、船などに使われているもの。照明と鏡のテイストを揃えると、空間に統一感が出ますね。
フレームのグリーンがぱっと目を惹く、鏡をアクセントにした洗面スペース。真っ白を背景に、色のある鏡や花、絵画を飾って「色遊び」を楽しむ空間に。個人的には、シンプルな鏡よりも、こんな個性的な鏡に惹かれます。
鏡を壁に取り付けるのではなく、洗面台に置いているのがおもしろい。鏡を壁付けにしてしまうと替えることはなかなかできませんが、これなら好きなスタンドミラーへの置き換えが簡単。壁紙も替えて、いろいろなスタイルに挑戦してみたい。
ラウンド形の鏡を2つ並べたようなユニークなデザイン。雲やお団子のようで、ほっとなごめるコーナーになっています。洗面スペースの幅と鏡のサイズがうまくマッチしています。
籐やヒヤシンスなど天然素材を使ったフレームの鏡は、飽きのこない定番デザイン。かごとの相性がいいので、洗面スペースの収納にはかごを使ってコーディネートすると◎。
複数使いで個性的な空間に
「鏡はひとつ」という概念にとらわれず、複数の鏡を自由に配置してみると、個性的な空間になります。こちらは、デザイン違いのヴィンテージの鏡を並べていますが、縦横比やサイズ感が似ているので、整然としてすっきりとした印象になっています。
「鏡はひとつ」という概念にとらわれず、複数の鏡を自由に配置してみると、個性的な空間になります。こちらは、デザイン違いのヴィンテージの鏡を並べていますが、縦横比やサイズ感が似ているので、整然としてすっきりとした印象になっています。
大きさ違いの丸い鏡をランダムに貼りつけたら、なんだか「泡」や「しゃぼん玉」のようでかわいい。子供や大人の目線に合わせた場所に鏡を配置すると、背丈がそれぞれ違う家族の身だしなみチェックにも役立ちそう。
手鏡を壁掛けにするアイデアに、目からウロコがぽろり。ヴィンテージの古い手鏡の風合いも素敵です。形は違いますが、すべて木製のハンドルなので、統一感があります。この写真を見て、蚤の市で手鏡を探してコレクションしよう、と決めました。
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美しい花柄の鏡は、主張のあるデザインですが、ダークカラーの壁に合わせることで、シックな雰囲気にまとまっています。黒や紺などの濃い色を壁に使うと、暗いコーナーになってしまいそうですが、洗面台まわりにアイボリーのタイルを使ったり、華やかな鏡をつけることで、明るいコーナーに見せることにも成功しています。