ミニマル空間のよさが生きる、個性的で心落ち着くインテリアを作るコツ
狭いお部屋は、広く見せたいと思うもの。でもせっかくなら、小さな空間にしかない、ほっとするような雰囲気が生きるインテリアにしませんか?
狭い部屋を広く見せるためにやるべきこと、またはやってはいけないことを考えると、思いつくことがたくさんあります。
なるべく明るい色を使う。ものは少なめにする。家具は小さめなものを選ぶ、など。コンパクトなお部屋なら、様々な工夫や試行錯誤で出来る限り広く、開放的に見せたいと思うのも自然なことでしょう。
でも、ただ広く見せることだけを目標にするのではなく、心地よさや個性も大切にできたら、と私は思います。私個人は、決してコンパクトな部屋が嫌いではありません。逆に、どこかほっとさせてくれる、コージーさがあると思いますし、そこが好きです。
そんな個性やコージーさは、どのように表現をしたらよいのでしょうか?海外の小さな空間で見られる様々なテクニックやヒントを、リビングとダイニングを中心に、ご紹介したいと思います。
なるべく明るい色を使う。ものは少なめにする。家具は小さめなものを選ぶ、など。コンパクトなお部屋なら、様々な工夫や試行錯誤で出来る限り広く、開放的に見せたいと思うのも自然なことでしょう。
でも、ただ広く見せることだけを目標にするのではなく、心地よさや個性も大切にできたら、と私は思います。私個人は、決してコンパクトな部屋が嫌いではありません。逆に、どこかほっとさせてくれる、コージーさがあると思いますし、そこが好きです。
そんな個性やコージーさは、どのように表現をしたらよいのでしょうか?海外の小さな空間で見られる様々なテクニックやヒントを、リビングとダイニングを中心に、ご紹介したいと思います。
狭さより壁の色づかいを印象づける
自然光がたっぷり入る小さな部屋では、大胆な色にチャレンジしてみるのも素敵です。
やや濃いめではありますが、鮮やかなブルーの壁は外の景色ともなじむように感じられ、小さなダイニングスペースにインパクトを与えてくれます。訪れる人の印象に残るのは、空間のサイズそのものよりも、ダイナミックなインテリアになるはずです。
色のパワーを生かした背景、ペイントでつくるアクセントウォール
自然光がたっぷり入る小さな部屋では、大胆な色にチャレンジしてみるのも素敵です。
やや濃いめではありますが、鮮やかなブルーの壁は外の景色ともなじむように感じられ、小さなダイニングスペースにインパクトを与えてくれます。訪れる人の印象に残るのは、空間のサイズそのものよりも、ダイナミックなインテリアになるはずです。
色のパワーを生かした背景、ペイントでつくるアクセントウォール
トーンを揃えれば大きな家具も取り入れられる
憧れのL字ソファ、部屋が狭いからと、あきらめてしまいませんか?「寛ぐ」ことが目的であれば、ゆったりと座れるソファをメインにコーディネートしてもよいのではないでしょうか。
小さなリビングにぴったり収まっているこちらのソファ。テーブル代わりのオットマンも含め、全体をワントーンで揃えていることで見た目もすっきりし、圧迫感が出ていません。
アクセントはユニオンジャックのクッションのワンポイントに絞っています。大きめの家具を取り入れる時にはなるべくシンプルに、他の要素はひかえめにするとうまくまとまることがよくわかりますね。
Houzzでインテリアの専門家を探す
憧れのL字ソファ、部屋が狭いからと、あきらめてしまいませんか?「寛ぐ」ことが目的であれば、ゆったりと座れるソファをメインにコーディネートしてもよいのではないでしょうか。
小さなリビングにぴったり収まっているこちらのソファ。テーブル代わりのオットマンも含め、全体をワントーンで揃えていることで見た目もすっきりし、圧迫感が出ていません。
アクセントはユニオンジャックのクッションのワンポイントに絞っています。大きめの家具を取り入れる時にはなるべくシンプルに、他の要素はひかえめにするとうまくまとまることがよくわかりますね。
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数多い色をラグでまとめる
ものはたくさんあるものの、ギュッとコンパクトにまとまり、心地良さが感じらるエクレティックなリビングスペース。色も豊富に使われていますが、大きなラグが全体をまとめてくれています。
家具は低めなものが基本ですが、アートや壁のディスプレイで上下のバランスをとっているところもヒントにしたいものです。
ものはたくさんあるものの、ギュッとコンパクトにまとまり、心地良さが感じらるエクレティックなリビングスペース。色も豊富に使われていますが、大きなラグが全体をまとめてくれています。
家具は低めなものが基本ですが、アートや壁のディスプレイで上下のバランスをとっているところもヒントにしたいものです。
大きなソファに小ぶりなスツールを
一般的な四角いテーブルの代わりに使っている丸いスツールが注目したいポイントです。
テーブルとして、またはスツールにも使えるほか、角のない丸みのあるフォルムで緩やかな動線を設けることができます。
しっかりとした大きめのサイズの家具を使いながらこのような融通の効くコンパクトな家具も合わせることで、空間に余裕が感じられるようになります。
一般的な四角いテーブルの代わりに使っている丸いスツールが注目したいポイントです。
テーブルとして、またはスツールにも使えるほか、角のない丸みのあるフォルムで緩やかな動線を設けることができます。
しっかりとした大きめのサイズの家具を使いながらこのような融通の効くコンパクトな家具も合わせることで、空間に余裕が感じられるようになります。
鏡を上手に使って部屋を明るく
小さな部屋の大きな味方が鏡です。部屋を広げて見せるだけではなく、光を反射させ、部屋全体を明るく演出してくれます。
鏡に何が映るかを意識しながら設置場所も決められるとより素敵な演出に。雑然としたキッチンまわりや片付いていないコーナーが映ってしまうと、部屋がさらにごちゃついて見えてしまうことも。部屋の好きな部分、すっきりした面が映るように配置すると良いでしょう。
せっかく置くならアート感覚に、素敵な鏡を選びたいですね。丸い窓のようなこちらの鏡、反対側のピンクの壁が映り込んでいてモノトーンの部屋にほんのりと温かみを与えてくれています。
また、細長の部屋であれば横幅が広く見せるような配置など、部屋の形や問題点に合わせて場所を決めるのも効果的です。
小さな部屋の大きな味方が鏡です。部屋を広げて見せるだけではなく、光を反射させ、部屋全体を明るく演出してくれます。
鏡に何が映るかを意識しながら設置場所も決められるとより素敵な演出に。雑然としたキッチンまわりや片付いていないコーナーが映ってしまうと、部屋がさらにごちゃついて見えてしまうことも。部屋の好きな部分、すっきりした面が映るように配置すると良いでしょう。
せっかく置くならアート感覚に、素敵な鏡を選びたいですね。丸い窓のようなこちらの鏡、反対側のピンクの壁が映り込んでいてモノトーンの部屋にほんのりと温かみを与えてくれています。
また、細長の部屋であれば横幅が広く見せるような配置など、部屋の形や問題点に合わせて場所を決めるのも効果的です。
大きな柄も合わせ方次第で可能
大ぶりな柄よりも、小ぶりな柄の方が部屋が広く見えるということには一理あります。とはいっても、大きく大胆な柄が必ずしもNGということではありません。ファブリックのベースカラーが全体と溶け込み、なるべくシンプルではっきりした柄であれば、逆に素敵なアクセントにもなります。
グリーンの幾何学模様のカーテンは、壁や家具と合わせた白をベースに、部屋のシンボルにもなるぐらいインパクトがありながら圧迫感は感じません。カーテンの柄に合った色のクッションなど、小物を少しだけプラスして統一感を出しましょう。
大ぶりな柄よりも、小ぶりな柄の方が部屋が広く見えるということには一理あります。とはいっても、大きく大胆な柄が必ずしもNGということではありません。ファブリックのベースカラーが全体と溶け込み、なるべくシンプルではっきりした柄であれば、逆に素敵なアクセントにもなります。
グリーンの幾何学模様のカーテンは、壁や家具と合わせた白をベースに、部屋のシンボルにもなるぐらいインパクトがありながら圧迫感は感じません。カーテンの柄に合った色のクッションなど、小物を少しだけプラスして統一感を出しましょう。
少しの工夫で第一印象を「狭い」から「個性的」に
まるで廊下のような細長いダイニング。細長のテーブルを使っていることでバランスが取れ、動線も確保できています。ミスマッチした椅子がカジュアルな雰囲気をつくり出し、さらにグリーンのチェアが印象的なポイントにもなっています。第一印象を「狭い」から「特徴的」に変えてくれる、個性あるしつらえを考えるのが大切だと思わせてくれる空間です。
細長のテーブルも、こちらでは対面に座れるようになっていますが、食器のスペースや、正面の人が近いと感じたら斜めにずらして椅子を配置するのも一つの方法です。ちょっとした工夫が快適な空間へと繋がっていきます。
まるで廊下のような細長いダイニング。細長のテーブルを使っていることでバランスが取れ、動線も確保できています。ミスマッチした椅子がカジュアルな雰囲気をつくり出し、さらにグリーンのチェアが印象的なポイントにもなっています。第一印象を「狭い」から「特徴的」に変えてくれる、個性あるしつらえを考えるのが大切だと思わせてくれる空間です。
細長のテーブルも、こちらでは対面に座れるようになっていますが、食器のスペースや、正面の人が近いと感じたら斜めにずらして椅子を配置するのも一つの方法です。ちょっとした工夫が快適な空間へと繋がっていきます。
コーナーにベンチを置いて収まりよく
ベンチで部屋のコーナーにこじんまりとおさまったダイニング。市販のベンチと四角いオットマン を角に配置し、一見造り付けに見える収まりの良いスマートなアレンジです。
椅子ほど場所は取らず、人数も1人か2人増えても詰めて座れるのがベンチのメリット。また、収納に困る狭い部屋の場合、収納付きのベンチであれば一石二鳥となります。
家具として、収納として。ベンチシートを取り入れるアイデア
ベンチで部屋のコーナーにこじんまりとおさまったダイニング。市販のベンチと四角いオットマン を角に配置し、一見造り付けに見える収まりの良いスマートなアレンジです。
椅子ほど場所は取らず、人数も1人か2人増えても詰めて座れるのがベンチのメリット。また、収納に困る狭い部屋の場合、収納付きのベンチであれば一石二鳥となります。
家具として、収納として。ベンチシートを取り入れるアイデア
部屋を広く見せるためには床面を多く見せるのが一般的にいわれています。でも「なるべく家具を置かない」「小さめな家具を使う」ということだけが、答えとはいえません。ある程度ボリューム感のある家具でも、素材や脚のデザインに注意することで圧迫感を減らすことができます。
例えば、こちらのように、脚付きのアームチェアから床が見えることで広がりが感じられたり、脚の細い天板がガラスのセンターテーブルのおかげで部屋の奥まで抜け感がつくり出されています。
そのおかげで、奥の壁の写真に自然と視線が寄せられます。写真の入ったフレームを奥行きの浅い、場所が取らないシェルフに置いているのも、ぜひヒントにしたいディスプレイ方法です。
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例えば、こちらのように、脚付きのアームチェアから床が見えることで広がりが感じられたり、脚の細い天板がガラスのセンターテーブルのおかげで部屋の奥まで抜け感がつくり出されています。
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小さな部屋の壁の色は、なるべく白にと思いがちかもしれません。でも、ニュアンスカラーに塗った壁のあるこちらのリビングでは 白い家具と壁が互いに引き立て合い、メリハリのある立体感も見られます。
淡い色が中心の中、ビビッドピンクのアクセントが空間を引き締めています。小さな部屋だからこそ、優しい色に包まれているような、コージーさが生み出されます。