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帰省時にできる親孝行。実家に置いてきた5つのものの片付け方
今は物置になってしまったかつての自分の部屋。長期休暇を利用して片付け、新しいことを始めてもらうきっかけをつくりましょう。
栗原晶子|Akiko Kurihara
August 5, 2019
長期の休暇を使って帰省する方、今年は長年持ち越しになっていた宿題を済ませてみませんか? それはかつて使っていた自分の部屋を片付けること。親世代にとって、実は悩みの種、そして体力的にも負担になりがちな子ども部屋の片付け手順をポイント別にご提案します。
子どもが独立して今は使われなくなった部屋、そこは気づけばたくさんのものが押し込まれた、物置のようなスペースになりがち。実際、進学や就職、結婚を機に家を出る時、すべての荷物を持って家を出る人は少ないもの。例えばどんなものが残されているでしょうか。
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実家の子ども部屋に残されやすいもの
・学習机や収納家具
・ベッド
・衣類
・教科書や工作物
・賞状やトロフィー
・卒業アルバムや文集
・スポーツ用品や学生時代のユニフォーム
・おもちゃや趣味で集めたもの
・学習机や収納家具
・ベッド
・衣類
・教科書や工作物
・賞状やトロフィー
・卒業アルバムや文集
・スポーツ用品や学生時代のユニフォーム
・おもちゃや趣味で集めたもの
帰省は片付けのベストチャンス
出ていく時は、親もおいおい片付ければいいと考え、残していくことを特に咎めることもなかったでしょう。むしろ一気に片付けて処分するのは寂しい、という気持ちもあるからです。しかし、独立後は子ども自身の生活が忙しくなり、「そのうち片付ける」が帰省の度に常套句になっていませんか?
出ていく時は、親もおいおい片付ければいいと考え、残していくことを特に咎めることもなかったでしょう。むしろ一気に片付けて処分するのは寂しい、という気持ちもあるからです。しかし、独立後は子ども自身の生活が忙しくなり、「そのうち片付ける」が帰省の度に常套句になっていませんか?
気がつけば親も年齢を重ねて気力体力ともに衰えてくるもの。今こそ子ども自身が実家の片付けに積極的に参加すべき時なのです。
「自分のものはほぼ不要なものだから、全部捨ててOK!」と気軽に言って解決した気になっている人がいたら、それは大きな間違いです。片付けは、原則として自分のものは他人が判断できません。また、ほとんどものは捨てるのにお金がかかります。これは親であっても人任せにするべきことではありません。
片付ける際の手順とコツ
部屋が丸ごと当時のままで、物置と化している場合は、その部屋を今後はどんな使い方にしたいのかを具体的に考えます。
部屋が丸ごと当時のままで、物置と化している場合は、その部屋を今後はどんな使い方にしたいのかを具体的に考えます。
- 減築するために部屋自体をなくす
- 親の趣味部屋や書斎として活用する
- ゲストルームにする
- 防災備蓄やパントリーとして活用する
どんな用途で使うにしても、部屋自体を一度空っぽにするくらいの意識で取り組みたいものです。また、使っていたものを活かしたい場合も、経年劣化しているもの、現在の体型や暮らしに合わない形やサイズのものは、メンテナンスや買い替えを検討します。
さぁ、片付けに取り掛かりましょう。
1. 大きな家具
机やタンスなど大きな家具は、捨て方も子ども自身が調べて、回収車を呼んだり、リサイクルセンターに持ち込みます。処分や再利用の方法が決まる前に新しい家具を購入するのはNGです。
1. 大きな家具
机やタンスなど大きな家具は、捨て方も子ども自身が調べて、回収車を呼んだり、リサイクルセンターに持ち込みます。処分や再利用の方法が決まる前に新しい家具を購入するのはNGです。
2. 衣類
ほぼサイズアウトした、今は着ることがない衣類しか残されていないはず。親は懐かしさも手伝って、リメイクすれば着られる、一周回ってまた流行が来る、孫にあげるなど、残しておきたがるかもしれません。しかし、ここでは「今、着るか」の基準で判断しましょう。極端にいうと夏にこの作業をする場合は冬服はすべて処分しても構いません。
夏に実践したい、クローゼット収納の使い方、整え方
ほぼサイズアウトした、今は着ることがない衣類しか残されていないはず。親は懐かしさも手伝って、リメイクすれば着られる、一周回ってまた流行が来る、孫にあげるなど、残しておきたがるかもしれません。しかし、ここでは「今、着るか」の基準で判断しましょう。極端にいうと夏にこの作業をする場合は冬服はすべて処分しても構いません。
夏に実践したい、クローゼット収納の使い方、整え方
3. おもちゃや趣味で集めたもの
これは懐かしさもあいまって、作業を進めているとつい思い出にふけってしまいがちです。懸命に集めたものや年代ものは「売れば価値があるかも」と考えることもよくあります。その場合、一式を自分が今住んでいる家に持ち帰り、一週間以内に売る作業または店舗への持込みができるかを目安に判断しましょう。
これは懐かしさもあいまって、作業を進めているとつい思い出にふけってしまいがちです。懸命に集めたものや年代ものは「売れば価値があるかも」と考えることもよくあります。その場合、一式を自分が今住んでいる家に持ち帰り、一週間以内に売る作業または店舗への持込みができるかを目安に判断しましょう。
フリーマーケットに出店する、フリマアプリで売ると考えた人は、定期的にそれを活用していない限りは先送りになる例がほとんどです。よっぽど保管状態が良くなければ値はつかないということも考慮してください。
4. 学用品
教科書や授業に関連する学用品もそのまま残されていることがあります。几帳面な親なら、子どものテストや賞状といった紙類もキレイに残しているかもしれません。しかし、古い紙には虫がつくことも多く、また長年保管されている間に劣化してしまうことも少なくありません。親には残しておいてくれたことに十分感謝して、実物は処分しましょう。捨てても過去はなくなりません。
教科書や授業に関連する学用品もそのまま残されていることがあります。几帳面な親なら、子どものテストや賞状といった紙類もキレイに残しているかもしれません。しかし、古い紙には虫がつくことも多く、また長年保管されている間に劣化してしまうことも少なくありません。親には残しておいてくれたことに十分感謝して、実物は処分しましょう。捨てても過去はなくなりません。
5. 思い出の品
本人は全く覚えていなかった、または見ても思い出せないものがほとんどではないでしょうか。とはいえ、記憶が蘇ると共に処分しにくいと感じる人は、並べて写真に残すといいでしょう。家族や同窓会の席で話のタネにするためにデータで手元に残しておくと考えれば抵抗なくできるはず。
本人は全く覚えていなかった、または見ても思い出せないものがほとんどではないでしょうか。とはいえ、記憶が蘇ると共に処分しにくいと感じる人は、並べて写真に残すといいでしょう。家族や同窓会の席で話のタネにするためにデータで手元に残しておくと考えれば抵抗なくできるはず。
また、どうしても捨てられないものは、基本的にすべて自身で持ち帰ります。その際、現在暮らす家の広さを踏まえ、事前に家族への了承をとって保管場所を確保することも必要です。
将来のために今すべきこととは
今、ものを残すことはめぐりめぐって将来、自分が処分しなくてはならないことになります。実家の子ども部屋を子ども自身が片付けることは最大の親孝行なのです。
今、ものを残すことはめぐりめぐって将来、自分が処分しなくてはならないことになります。実家の子ども部屋を子ども自身が片付けることは最大の親孝行なのです。
片付いた部屋を見て、親はなんというでしょうか。何もなくなって寂しいと思うでしょうか。いいえ、新しい部屋の使い方に心躍らせるに違いありません。
壁紙を好みのものに貼り替えたり、新しい趣味をはじめたり、友人を呼んだり、アクティブに暮らすきっかけを作れることもあるのです。
別の場所を先に片付けたほうがいいと考えている人こそ、かつて自分が使っていた部屋から始めてください。子どもが自ら実家を片付けたことで、その先の親の片付けが促進される例は事実たくさん報告されているのです。長期の帰省時は、実家の片付け、トライしてみませんか。
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