株式会社長野聖二建築設計處 SEIJI NAGANO & FIELD WORKS

F-HOME

敷地は旧豊後街道から脇に入った住宅地の一角。用途は知的障害をもつ21~44歳の男女6人が暮らすグループホーム。彼らは朝から夕方まで系列の作業所に勤務し、夕食と朝食は世話人が提供、夜は宿直の職員が常駐する。
ここで私たちが考えたのは特別な施設を作ることではなく、住宅の延長で考えることにした。家族の形態が多様化する現代、ちょっとだけ個性がある6人が同じスペースで生活するのもこれからの家族の在り方であろう。そのため消防法での誘導灯や火災報知機、スプリンクラーは設置されるが用意したのは最低限の個室空間と台所や浴室、そして可能な限り大きく、開放的な共有スペース。まさに少し大きな住宅なのである。外壁の木下見板は入居達のみんなで一緒に塗装し、マイ「ホーム」感を作り出し、軒を低く設定することで周辺の住宅と同様のスケールとしている。
大きな屋根は同じ屋根の下で暮らす新しい家族像を提案出来たのではないかと思う。
Project Year: 2018
Project Cost: JPY 10,000,001 - JPY 30,000,000