W-CLINIC
敷地はJR九州の線路沿い、大津町中心部から西に位置する。これまで二代に渡って大津町役場近くで歯科医院として地域に親しまれてきたが、駐車場の問題もありこの地に移転することになった。プロクラムは2階から5階までを集合住宅、1階を普通診療台8台、子供診療台2台、メンテナンス用2台、特別手術用2台の計14台の診療台を持ち、この地域では稀な大型歯科医院を要求された。患者と医療スタッフの動線を別にすることも与条件の1つであった。1階床下は全て1.7Mのピット空間、治療室中央廊下を空調と集合住宅の設備配管スペースとして整備し将来の複雑な設備更新を見越して計画している。また集合住宅部は水周りを片側に寄せ、居室をその対面に配置して中央に共有のリビングスペースを設えた。土間、リビング、テラスと一体になった空間は光と風が通り抜け生活に彩りを与える空間になったのではないかと思う。竣工間際に熊本地震に襲われたが、震源地に比較的近かったにも関わらずクラックも殆ど入らず不幸中の幸いであった。